「金銭の問題は、どの時代でも人々の関心事である」と言われます。古代バビロンの繁栄と知恵を描いた『バビロン大富豪の教え』は、まさにその言葉を証明する一冊です。この本は、個人の成功や財産形成に関する不変の真理を、物語を通じて学べるユニークな指南書です。息子たちにもお金の価値が分かるようになったら、読み聞かせたい一冊です。
金銭の真理を古代から学ぶ
本書の舞台は、紀元前の文明都市バビロン。砂漠の中にあって驚くべき繁栄を遂げたこの都市で、人々は金銭の価値を深く理解し、資産を築き、守り、さらに増やすための原理を実践していました。
その知恵は時代を超えて受け継がれ、現代の私たちにも役立つ普遍的な法則として本書にまとめられています。たとえば、「収入の一部を必ず貯蓄する」「無謀な投資を避ける」「自身の能力を高める」など、これらの原則はどれもシンプルですが、実践することで確実に効果を発揮します。
特に「収入の一部を必ず貯蓄する」という点は子どもが小さい頃から教育してあげたいですね。
痩せた財布への処方箋
本書では、「痩せた財布に悩む人」に向けて、具体的なアドバイスが散りばめられています。たとえば、金銭管理の基本である「10分の1貯蓄法」についても詳しく解説されています。収入の10%をまず貯蓄に回し、残りで生活を組み立てるというルールは、現代においても有効です。
さらに、「信頼できる知識を持つ人から学び、知識不足で損をしないこと」という教えは、投資やキャリア選択においても重要な指針となるでしょう。
なぜ今読むべきなのか
この本が特に注目される理由は、経済的な自立を目指すすべての人にとって、普遍的なヒントが詰まっている点です。キャッシュレス化が進み、目に見えないお金が主流となる現代だからこそ、金銭の本質を改めて考える必要があります。本書の物語を通じて学ぶことで、堅実な資産形成への第一歩を踏み出せるでしょう。
本書を通じて感じたこと
子ども達にも伝えてあげたい!というのが一番です。お小遣いをあげるようになる頃から本書の内容を教えてあげたい。特に、10分の1は貯蓄するという点は最初にやってもらいたいですね。仮にお小遣いが500円なら50円を貯蓄するでもいいと思います。その50円も毎月貯めていけば、子供たちにとって大きなものが買えるはず。
50円を投資に回すという考え方も伝えたいです。ただ、50円単位で投資できる先てどこがあるのだろうか。ここは情報収集した点です。
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。